草津温泉。~三湯めぐり~

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基本情報・観光に続いて、今回の醍醐味である「三湯めぐり」をご紹介します。草津温泉には共同浴場(公衆浴場)の文化が存在してます。草津三湯とは、西の河原露天風呂、御座之湯、大滝乃湯です。便利な三湯めぐり手形もご紹介!温泉好きの筆者にとってはまさに極楽浄土でした。

西の河原露天風呂

はじめは「西の河原露天風呂」です。西の河原露天風呂の特徴は、内湯や洗い場がなく、露天風呂のみであることです。広々とした露天風呂は、自然の中に溶け込んでおり、まるで大自然の一部となるかのような開放感を味わえます!

効能

  • 源泉:源泉:万代源泉
  • 泉質:酸性塩化物硫酸塩温泉 pH1.7
  • 効能:神経痛、関節痛、うちみ、やけど、慢性消化器病、病後回復期、美肌、慢性婦人病など

湯畑から西の河原公園を抜けて、約10分のところに位置しています。

露天風呂

西の河原露天風呂はかなり広く、まるで自然の湖のようです。そのため、多くの人々が同時に入浴しても、ゆったりと過ごせる広さがあります。また、湯口からの距離によって温度も異ります。自分の好みの温度の箇所を探してみるのもいいかもしれません。

あいにく筆者は、雨空の中での入浴となりました。しかしそんな雨空さえも気にしなくなるほど、大自然を感じることができます。色づき始めた紅葉を眺められる空間はまさに感無量です。「春夏秋冬で様々な顔を見せてくれるのだろうな」と湯船につかりながら感じておりました。夜にはライトアップもされており、幻想的な雰囲気の中でリラックスすることができます。

今回は秋に訪れましたが、様々な季節の異なる顔を見に帰ってきたくなる素晴らしい温泉でした。

温泉内の様子は公式サイトでご覧になってみてください。草津温泉 西の河原露天風呂【草津三湯】

御座乃湯

2か所目は、湯畑のすぐ目の前にある「御座之湯」です。この施設は、2013年にオープンした日帰り入浴施設。名前の由来には、源頼朝が草津を訪れた際、狩りの途中でここに腰を掛けたという伝説があります。

この場所には江戸時代から明治期にかけて、地元の共同浴場として親しまれた「御座之湯」がありました。それをイメージし、歴史と伝統を再現する形で再建されたのが、現在の御座之湯です。湯畑の景色とともに、その歴史的な背景にも思いを馳せながら楽しめる施設となっています。

効能

  • 源泉・泉質:湯畑源泉(酸性硫黄泉pH2.08)、万代源泉(酸性塩化物硫酸塩泉pH1.7)
  • 効能:神経痛、関節痛、うちみ、ねんざ、やけど、慢性消化器病、病後回復期、美肌、慢性婦人病など

内湯

御座之湯には「木之湯」と「石之湯」という2つの内湯があり、日替わり男女交代制になっています。時間に余裕がある方は、ぜひ両方を楽しんでみてください!

筆者が訪れた日は「石之湯」でした。「湯畑」「万代」の2つの源泉を同時に堪能することができる贅沢なひとときを味わえます。草津ならではの温泉の豊かさに、思わず感動してしまいました。

湯船から見える景色が素晴らしいんです!正面には襖越しに青紅葉が広がり、見上げれば歴史を感じる立派な梁。和の空間に包まれながら、思いを馳せる時間は格別。心も身体もほぐれていく感覚をぜひ味わってみてください。

湯上りには、2階の大広間でごろーんと横になることもできます。窓から見える温泉街の風景を眺めながら、ゆったりと流れる時間を楽しむのは本当に至福のひとときです。これ以上の幸せがあるのでしょうか?なんて、そんなことを考えながら過ごしていました。

日々の忙しさを忘れ、江戸時代の趣を感じながらリラックスできる御座之湯は、草津を訪れるなら外せないスポットです。ぜひ足を運んで、その魅力を体感してみてください!

※温泉内の様子は公式サイトでご覧になってみてください。草津温泉 御座之湯【草津三湯】

大滝乃湯

最後は「大滝乃湯」です。ここは内湯、露天風呂のほか、サウナもあり幅広く楽しむことができます。草津三湯の中でも、最も大きい施設でした。大滝乃湯の一番の特徴は、草津で古くから伝わる「合わせ湯」を体験できることでしょう。

効能

  • 源泉:煮川源泉
  • 泉質:酸性硫黄泉 pH2.1
  • 効能:神経痛、関節痛、うちみ、ねんざ、やけど、慢性消化器病、病後回復期、美肌、 慢性婦人病など

合わせ湯

「合わせ湯」は、異なる温度の温泉を順番に楽しむ入浴法です。源泉が自然に冷めることで適温に調整され、4つの湯舟となっています。初めはぬる湯から入り、徐々に体を慣らしていくのがおすすめです。順番に入ることで、体を芯から温める効果があり、血行促進やリフレッシュにも繋がります!1番湯はかなり温度が高いため、知らずに入ると危険なこともあるため注意が必要です。消して我慢せず、ご自身の体調に合わせて体験してみてくださいね!

筆者は外気浴などを挟んで、せっかくならと2週体感してみました。2週目のほうが、コツ?をつかんだのか1番湯もしっかり堪能できました!露天風呂にはベンチなどもあり、星空を眺めながら外気浴をするのもおススメですよ!

内湯・外湯

内湯には「高温泉」と「低温泉」があり、それぞれの温度を楽しみながらリラックスすることができます。高温泉でしっかりと汗をかいた後、低温泉でクールダウンすることで、リフレッシュ効果が高まります。

露天風呂からは四季折々の美しい自然景色を楽しむことができます。秋には紅葉、冬には雪景色が広がります。夜にはライトアップもされ、幻想的な雰囲気の中での入浴は格別です。

ご家族で行かれる方や、すべての施設を周るのが大変な方は、大滝乃湯に足を運んでみるのも良いかもしれません。大滝乃湯は、お食事処やラウンジも完備しているので、各々ゆっくりと過ごしていただくことができますよ。

※温泉内の様子は公式サイトでご覧になってみてください。草津温泉 御座之湯【草津三湯】

ちょいな♨三湯めぐり手形

筆者は「ちょいな♨三湯めぐり手形」を利用しました。これを使えば、草津温泉の三湯めぐりがお得に楽しめるだけでなく、各施設への入館時にスタンプを押してもらえるというワクワク感も味わえます。旅の思い出として、ぜひ手に入れてみてはいかがでしょうか?

草津三湯を全て堪能した暁にちょいな♨三湯めぐり完湯認定証」がもらえます!三湯めぐりを楽しむだけでなく、達成感とともに特別な認定証を手に入れる喜びも味わえます。草津温泉名人の称号を手に入れてみてはいかがでしょうか。

さいごに

草津温泉には今回ご紹介した「御座之湯」「西の河原露天風呂」以外にも、なんと19か所もの共同浴場があります。ただし、観光客が入浴できるのは「白旗の湯」「地蔵の湯」「千代の湯」の3か所のみ。これは、残念ながら過去に一部観光客のマナーが問題となり、地元住民向けに限定された経緯があるためです。

それでも、3つの共同浴場は観光客にも開放されており、それぞれに魅力があります

白旗の湯
草津温泉の中でも特に歴史のある共同浴場で、地元の人々に愛されています。湯畑源泉のかけ流しを楽しめるのが特徴で、その贅沢さは一度体験するとやみつきになるほど。

地蔵の湯
地蔵尊が祀られている落ち着いた雰囲気の浴場です。静かな時間を楽しみながら、体も心も癒されること間違いなしです。

千代の湯
小規模ながら温かみのある浴場で、地元の方との交流が生まれることも。草津の人々の暮らしに触れる素敵な場所です。

草津温泉は、地元の方々の生活と密接に結びついた温泉地です。観光する私たちも「もらい湯」の精神を大切にしながら、感謝の気持ちを持って利用させていただきたいですね。温泉を愛する気持ちはきっと伝わり、より素敵な体験になると思いますよ!

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